14.6.15

教え子を再び戦場に送るな! 退職教職員が国会議員に要請

 6月14日(日)、北海道高校センター4F大会議室に、退職教職員が約50名集まりました。これは、昨年12月7日(日)、急な総選挙の中でも、「教え子を再び戦場に送るな!」北海道の会(略称「送るな会」)を設立した退職教職員の活動の一環です。

 退職教職員は、「高齢であり、年金生活で経済的にも苦しく、国会に請願に行きたくても行けない。」という声をうけて、「それなら、国会議員に来てもらえばいい。」として計画したものです。

 全国組織の全退教が呼びかけた署名は1万人を越え、ポスターに名前が記されています。(北海道でも1000名以上)

 北海道の主な政党(7党)に、集会の趣旨を書き、案内文を送付しました。返信があり集会に参加されたのは、日本共産党畠山和也衆議院議員だけでした。

 高退教の平山耕佑会長が開会挨拶。来賓として、北大名誉教授の唐渡輿宣氏(大学・高専関係)が連帯の挨拶をし、「知識人は、その立場で行動することが、今、求められている。」と参加者に呼びかけました。

 次に、竹本源治作の「戦死せる教え子よ」の詩を、櫻井幹ニ(前道高教組委員長)の指導で全員が朗読しました。

 卜部喜雄事務局長の経過報告の後、参加者から5名が発言。戦争体験を語りました。

 道退教と高退教の代表が、1000名以上の「賛同表明」をプリントした冊子を畠山議員に提出しました。畠山議員は、「皆さんの声を、国会に届けます。戦争法案を廃案にする運動を広げましょう。」と述べて、集会を終えました。

 「現職」も「退職」も、「教え子を戦場に送るな!」一点で共同することが求められる集会になりました。